日本に来る日も近い⁉︎米国で開発中のTikTok最新機能まとめ

1、勢いが止まらないTikTok!

 新年度を迎え、新たなチャレンジを始めた方、または始めようと考えている方も多いのではないでしょうか?

 TikTokでも、今年の2月にウェザーニュースと連携した地震速報通知機能(※1)の実装や、3月には動画へのギフト機能(※2)が新たに追加されました。

(去年TikTokに追加された新機能についてはこちらの記事をご覧ください。)

 世界の月間アクティブユーザー数が10億人(※3)と言われているTikTokは、現在も右肩上がりで成長し続けています。

 今回はそんなTikTokが今後どのような機能を搭載しサービスを展開していくのか、TikTokの開発が日本よりも早いアメリカで現在実装・発表されているTikTok最新情報をご紹介します。


(※1)震度5以上の地震が観測されると、自動的に地震速報をTikTokユーザーにプッシュ通知する機能。通知をタップすると、24時間、365日生配信する気象情報生放送番組「ウェザーニュースLIVE」へ遷移し、さらに詳しい情報を見ることができる。https://newsroom.tiktok.com/ja-jp/tiktok-and-weather-news-begin-operating-an-earthquake-alert-notification-system

(※2)投稿された動画に対し、ユーザーが投げ銭ができる機能。https://goodfailure.co.jp/tiktok_8/

(※3)ガイアックスソーシャルメディアラボ:https://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/

2、現在開発中のTikTok機能

1)Amazon Fire TV

 2021年11月、Amazon Fire TV とTikTokが新たに連携し、「Amazon Fire TV 」のユーザーが「TikTok TV」アプリを使用し、TikTok動画を「Fire TV」デバイスで視聴できるようになりました。(※4)

 「Alexa, open TikTok」(アレクサ、TikTokを開いて)と言うだけでFire TVでTikTokを視聴できるようになっており、このアプリは現在、アメリカとカナダにおいて全てのFire TVデバイスで視聴可能とのことです。

 音声で再生や停止、フォローなどができるようになるとこはもちろん、テレビに映し出すことで動画を周りの人と共有できるようになり、今後TikTokの動画コンテンツ自体も「テレビで見るような」クリエイティブが必要となってくるかもしれません。


(※4)参考記事:https://japan.cnet.com/article/35178870/

2)リポストボタン

 TikTokは現在、動画のリポストボタンを実装するテストをしています。

 Twitter上にTikTokのリポストボタンについて投稿したMatt Navara氏によると、リポストボタンは共有オプションの一つであり、リポストボタンで共有される動画は、自身のTikTokフォロワーに表示されるようです。

 現在TikTokでは、気に入った動画をTikTok上のフォロワーと共有する公式の方法が用意されていません。動画をフォロワーと共有するためには、ユーザーは自身で動画をダウンロードして再アップロードする必要があります。ただ、動画の投稿者に無断でアップロードしてしまうと、著作権侵害に問われる恐れがあります。

 このリポストボタンが実装されれば、TikTokユーザーは簡単かつ安全にフォロワーと動画の共有ができるようになるのです。

 また過去に投稿した動画をリポストすることで、フォロワーに何度も同じ動画を共有することができるようになるため、TikTokをビジネスとして使っている企業にとっても便利な機能になるでしょう。

3)TikTok Kitchen

 TikTokは、トレンドになったレシピを実際に作って届けるフードデリバリーサービス「TikTok kitchen」を2022年内に全米で1000拠点展開すると発表しました。

 「TikTok kitchen」はバーチャルレストラン事業を展開する Virtual Dining Concepts(VDC)とのパートナーシップによるビジネスで、実際の調理はVDC傘下の調理拠点が担当し、TikTokアプリからのオーダーで配達するというサービスになっています。

 TikTokのプラットフォーム上でトレンドになった食べ物をメニューに加えて提供し、メニューもその時期のトレンドにより、四半期ベースで更新予定とのことです。また、バイラルレシピのクリエイターに対して収益の一部を還元すると、TikTokは発表しています。

 「著名人の考案レシピ!」とうたうメニューが特定の飲食店で提供されたり、コラボ商品としてコンビニの店頭に並ぶことはよくありますが、TikTok kitchenはコロナ下で成長するデリバリー専業レストランとSNSの食べ物系クリエイターを掛け合わせたようなビジネスになっています。

画像引用:https://www.theverge.com/2021/12/19/22845154/tiktok-kitchens-viral-food-ghost-kitchens

4)TikTok Library

 2022年3月、TikTokは新しい動画作成ツールである「TikTok Library 」を、GIFのコレクションを提供するGIPHY(ジーフィー)と連携し、サービスの提供を開始すると発表しました。

 TikTokによると、TikTok Library内には音声付きのリアクション、引用、人物、アイコン、モーメントといったGIPHY Clipsのカテゴリーがあり、これらを動画内に組み込むことができるようです。

 動画内に音声付きGIFを組み込むことができ、今まで以上にクリエイティブな動画作成が可能になります。

 クリエイティブの幅が広がるほか、映像の違法録画や引用防止にも繋がることも期待できます。

画像引用:https://newsroom.tiktok.com/en-us/tiktok-library

5)観覧履歴機能

 2022年3月、米メディアの報道でTikTokが「Watch History」(観覧履歴)という新機能をテストしていることがわかりました。

 最初に発見したのはTwitterユーザーのHammod ohさんで、アプリのスクリーンショット画面をツイートしています。これをソーシャルメディアコンサルタントのMatt Nagarraさんが見つけ、リツイートしたことで情報が拡散されました。

 TikTokでは流れてきた動画をスワイプしながら見ていきますが、フォローやいいね、お気に入り登録をしない限り、一度過ぎていった動画を再度見たいとなった時に、探すのが困難になってしまいます

 観覧履歴機能があれば「あの時みたあの動画をもう一度見たい」となった時に過去の動画を遡れるので、実装されればかなり便利な機能となるでしょう。

3、まとめ

 今回は、現在アメリカで実装・開発中のTikTok機能についてまとめてきました。

 日本で実装される日に備え今のうちから新機能を使った戦略を練っておけば、他と差を付けられるかもしれません!

 ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。

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