普段YouTubeで動画を見ていて、「つまらないな」「見づらいな」と思った経験はありませんか?
そういった動画には実はいくつかの特徴があります。
企業でチャンネルを運用する場合、ファンの獲得や商品・サービスへの興味を惹かせることが目的のはずが、視聴者が離れていくような動画を作ってしまっては元も子もありません。
今回は、動画作りで失敗しないためにも、どういったYouTube動画が視聴者から嫌われてしまうのかを10パターンご紹介していきます。
1、YouTubeで嫌われる動画の特徴
視聴者によって見る動画や好みの動画は様々ですが、視聴者にストレスを与えてしまう動画には共通するパターンがあります。それらの共通点を以下にまとめました。
- テーマがわかりづらい
- オープニングが長い
- 同じ画面が長時間続く
- 声が聞き取りづらい
- 視聴者へのメリットがない
- メッセージが多すぎる
- 内容が難しすぎる
- 画質が悪い、手ブレが目立つ
- 身内ネタだらけのコンテンツ
- BGM、効果音の音量が大きすぎる
いかがでしょうか?
これらの一つでも該当する項目があった場合には要注意です!特に企業アカウントであればなおさらやってしまいがちなので、今一度自社コンテンツを見直してみてください。
これらの特徴がある動画は、いくら内容が良かったとしても、そもそも動画を見ることに対するストレスの方が勝ってしまうため、視聴者が「もういいや」と思ってしまい、動画の早期離脱に繋がります。
YouTubeのアルゴリズム上、動画の視聴維持率や視聴時間を元にYouTube側が良質な動画とそうでない動画を選別して「おすすめ」に表示する仕組みになっています。
そのため、より長い時間動画を視聴してもらうことが、動画を伸ばすためにもかなり重要になってくるのです。
2、視聴者が見たくなる動画とは?
ではどのような動画が視聴者から好かれるのでしょうか?
答えは至ってシンプルで「上記10パターンの逆をすればいい」ということです。
具体的に説明していきます。
1)テーマを明確に伝える
「なんの話か」「何を一番に伝えたいか」を動画の序盤ではっきりと伝えましょう。
動画の最初の時点でテーマが明確でないと、視聴者も「要は何が言いたいの?」と困惑してしまいます。
2)オープニングは10秒程度
オープニングは本編へ繋げるための役割を担うものです。
そのため、オープニングは10秒程度がベターとされています。(※1)
オープニングの尺が長いと、本編を見る前に離脱してしまう原因にもなるので注意が必要です。
ただ、必ずしもオープニングを作らないといけないわけではありません。視聴者が見たいのは本編であるため、そこまでオープニングを作り込む必要はないでしょう。
また、どの動画でも最初の15秒間に注意する必要があり、再生をやめる視聴者が最も多いのがこの時間帯だと言われています。(※2) 最初の15秒で視聴者を惹きつけるような動画の内容になるよう工夫しましょう。
(※1)参考記事:ココナラマガジン
(※2) 参考記事:movie times
3)同じ画面は7秒まで
「人はその映像が持つ意味を理解するまで、脳の構造上最低でも7秒は必要」(※3)と言われています。
7秒未満の映像だと理解不能な部分が残りストレスとなり、また7秒を超えると間延びした感覚を与えてしまいます。
視聴者を飽きさせないためにも、同じ画面は7秒以上続かないようにし、違う画面に切り替えたり、ズームしたり、テロップを入れて変化を付けたりと工夫が必要です。
また演出の手法として短いカット(3秒程度)を繋ぐ場合もありますが、こちらは情報をコンパクトにテンポよく伝える手法として使うのがいいでしょう。
(※3)参考記事:編集カットの7秒ルールとは
4)聞き取りやすい音声品質
YouTubeは映像がメインだと思っている方もいるかと思いますが、実は音も非常に重要です。
再生してみたら話している人の声が小さすぎて聞き取れなかったり、雑音が入ったりしているというのはよくある失敗です。
撮影する際に必ずマイクチェックをし、音声がしっかりと録音できているかや、環境音(エアコン、車の通る音など)が入ってきていないかを確認してから撮影をしましょう。
5)視聴者のメリットを第一に
「この動画を見ることで、視聴者はどんなメリットを得られるか」を第一に考えましょう。
企業動画でありがちなのが、自社の商品、サービス、社風などを一方的に紹介しているだけという動画です。視聴者が動画を見て「なんで私がこの動画を見なくちゃいけないの?」と思われてしまったらアウトです!
必ず根本に「視聴者へのメリット」があるような動画を作りましょう。
6)1動画、1メッセージ
「1動画、1メッセージ」を心がけましょう。
情報を伝える側は、ついついあれもこれもと情報を補いたくなりますが、受け手はそこまで多くの情報を頭で整理できません。1番印象付けたい情報をシンプルに伝えるようにしましょう。
7)内容はシンプルに
掘り下げて説明したくなる衝動をグッと堪え、内容はシンプルにしましょう。
難しい話をいきなりされても、誰も聞こうとはしません。「シンプル=浅い話」と捉えるのではなく、「中身の濃い話を、誰にでもわかるように伝える」工夫をしましょう。
8)ストレスに感じないような映像クオリティ
音声同様、動画において映像のクオリティも重要です。
手ブレが激しいと見ている人は映像酔いをしてしまいますし、あまりにも画質が悪くカクカクした映像だとそれだけでストレスになってしまいます。
大体の動画はスマホのデフォルトカメラで十分ですが、動きがあるような動画を撮影する際は、手ブレをなくしてくれるスタビライザー(ジンバル)(※4)を使ったり、固定の映像を撮る場合には、三脚やスタンドを使用したりといった工夫も必要になってきます。
(※4)https://www.yodobashi.com/store/300151/
9)「自分たちが楽しい」はNG
「自分たちが楽しいと思う動画は、視聴者も楽しんで見てくれる」と思うのは大きな間違いです。
視聴者は基本、動画を作っている人のことを知りません。そのため身内ネタで盛り上がったり、動画内で演者同士が楽しんだりしている様子を見ても、「何が楽しいの?」と思ってしまいます。
自分たちではなく、「視聴者を楽しませる」動画を意識して作りましょう。
10)音声の邪魔にならないようなBGM、効果音を
BGMや効果音の音量が大きいと、動画の視聴時間は圧倒的に下がります。
YouTubeなどの動画配信サービスで最も多く使用されているデバイスがスマートフォンです。(※5) 移動中や自宅でイヤホンを付けて視聴しているユーザーも多いため、音量が大き過ぎると見るのをやめてしまいます。
またメインで話している音声よりもBGMや効果音の方が目立ってしまい、音声に集中できないと視聴者も離れていってしまいます。
編集の段階でBGMや効果音の音量は、気持ち小さめに設定しておくといいでしょう。
(※5)参考資料:https://resemom.jp/article/2018/01/18/42362.html
3、まとめ
今回は、YouTubeで嫌われる10パターンのご紹介と、気をつけるべきポイントをまとめました。
(※より詳細な内容についてはこちら)
企業の動画となると、「会社の説明をしたい」「商品アピールをたくさんしなければ」という気持ちになってしまいがちですが、どんな動画を作るにせよ、1番に考えなければならないのは「視聴者の喜ぶコンテンツを提供すること」です。
企業YouTubeチャンネルで成功しているアカウントは、そのほとんどが視聴者を意識したコンテンツになっています。こちらの記事で成功事例をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
また当社グッドフェイラーでは、これからYouTubeを始めたいと思っている企業様はもちろん、今あるチャンネルが上手くいっていないという企業様も、無料でご相談を受け付けております。
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