1、TikTok広告とは
TikTok広告とは、中国のByteDanceが提供する動画共有アプリ「TikTok」上に、広告を出稿できるサービスです。
TikTokは、昨年のダウンロード数がなんと6億5600万回にも及び(※1)、2021年の全世界アプリダウンロードランキングで第1位に輝きました。モバイル関連の分析調査企業App Annieによると、年内にMAU(月間アクティブユーザー数)が15億人を超えると予測されています。
そんなTikTokに広告を出稿するための基礎知識を、今回は分かりやすくご紹介していきます。
(※1)オトナライフ参照: https://otona-life.com/2022/01/11/99516/
2、TikTok広告の特徴
TikTok広告には、他のインターネット広告とは違った特徴がいくつかあります。自社の広告出稿の目的とTikTok広告の特徴を照らし合わせてみてください。
TikTok利用者の特徴
国内でのTikTokユーザーに対し、少し前までは「TikTok=若い世代の人たちが使うSNS」という認識が一般的でありましたが、現在は視聴者の平均年齢が34歳と、幅広い世代の人たちがTikTokを利用するようになりました。
(引用元:https://lab.appa.pe/2020-09/2020-09-23-tiktok-jp-us.html)
日本国内で見てみると、男女比は男性が55.2%、女性が44.8%とTikTok利用者は男性の方が割合が高いことがわかります。
また年代構成は、男女共に同じような傾向を示しており、20代〜40代が10〜13%ずつで、10代・50代が若干少ない傾向にあります。
10代のユーザーの割合が少ないことに関しては、TikTokを利用する人が少ないというわけではなく、少子高齢化の影響も考えられます。また、男性の割合が高いということに関しても、TikTokのビジネス分野での利用の増加が背景にあることが考えられます。
若い世代に向けてはもちろん、30代や40代へアプローチをしたい企業にとっても、TikTok広告は有効と言えるでしょう。
掲載費用の特徴
TikTok広告には、いくつかの課金方式が取り入れられています。
また、広告の発注数や継続の有無によって費用が割引になる場合があるので、他広告媒体と異なる費用面も特徴です。
課金方式 | 詳細 |
インプレッション課金型 | 1000回表示の度に課金 |
クリック課金型 | 広告のCTA(※2)クリック時に課金 |
期間契約型 | 1日あたりで契約する形式 |
再生課金型 | 一定の再生を超えると課金 |
(※2)CTAとは、ユーザーに行動を喚起させるためのテキストや画像のことを指します。
クリエイティブの特徴
TikTok広告に使用する動画は、TikTok広告の管理画面上に用意されているテンプレートや音源を使って作成することができるため、動画編集技術やデザインスキルがなくても誰でも簡単にクリエイティブの作成ができるのがメリットです。
また、動画編集を外注せずとも自分で作成できるので、他広告媒体よりもコストがかからないという特徴もあります。
3、TikTok広告の種類
起動画面広告
起動型広告は、TikTokのアプリを立ち上げた際に全画面に表示される広告です。静止画、もしくはアニメーションの表示が可能となります。
アプリ起動時に必ず広告が表示されるため、多くの視聴者にインパクトを与えることができる起動型広告ですが、1日1枠限定となっているため費用は高額となります。
インフィード広告
インフィード広告は、TikTokアプリ内のおすすめ広告に表示される広告です。広告表示時間が9秒〜15秒と長いため多くの情報を伝えたい場合に適している広告となります。インフィード広告は以下の3つの種類に分けられます。
インフィード広告の種類 | 詳細 |
TopView | おすすめ投稿の1番目に表示 |
OneDayMax | おすすめ投稿の4番目に表示 |
BrandPremium | おすすめ投稿の80番目以内に表示 |
ハッシュタグチャレンジ
ハッシュタグチャレンジとは、TikTokユーザーに特定のハッシュタグの投稿を促す、ユーザー参加型の広告です。広告感がなく誰でも簡単に参加できるので、広く拡散できるのが特徴です。ハッシュタグチャレンジの種類は以下の4つがあります。
種類 | 詳細 |
ベーシックハッシュタグチャレンジ | 初回限定の格安チャレンジ |
スタンダードハッシュタグチャレンジ | 定番のハッシュタグチャレンジで最も利用が多い |
ハッシュタグチャレンジプラス | ブランドコミュニケーションがプラスされている |
バトルハッシュタグチャレンジ | 2つのハッシュタグを競わせる方式 |
インフルエンサー起用
TikTokではインフルエンサーがトレンドを作る傾向にあるため、ブランドや商品イメージにあったTikTokerを起用するという宣伝方法も効果的です。
フォロワーの多いインフルエンサーは大きな影響力を持っているので、自社商品やサービスを紹介してもらうことで、多くのユーザーにアプローチすることができます。
またインフルエンサーには熱狂的なファンも多くついているため、ユーザーも「この人が使っているならいいものに違いない!」という心理が働き、消費行動にも直結しやすくなるという特徴もあります。
4、TikTok広告の掲載費用
一般的なTikTok広告の掲載費用相場は以下の通りになります。
広告種類 | 課金方式 | 費用 |
起動画面広告 | 期間契約型 | 770円(1,000imp) 30〜100円(1クリック) 5〜60円(1再生) |
インフィード広告 | imp/クリック/再生型 | 100〜1,000円(1,000imp) 30〜100円(1クリック) 5〜60円(1再生) |
ベーシックハッシュタグチャレンジ | 期間契約型 | 1,000万円 |
スタンダードハッシュタグチャレンジ | 期間契約型 | 1,500万円 |
ハッシュタグチャレンジプラス | 期間契約型 | 1,700万円 |
バトルハッシュタグチャレンジ | 期間契約型 | 1,000万円 |
インフルエンサーを起用する際の費用は、単価×フォロワー数で計算するのが一般的です。単価はインフルエンサーによって変動しますが、相場は3〜5円です。フォロワー単価5円×フォロワー数100万人だとすれば、500万円程度の予算が必要ですが、インフルエンサーの求心力により高いエンゲージメント率が期待できます。
5、まとめ
今回は、TikTok広告を始める上でおさえておきたいTikTok広告の特徴や種類、掲載費用についてご紹介しました。
自社商品やサービスに合った広告の種類を見極め、運用型広告の課金システムなども併用しながら、効率よく集客していくのが理想的です。
今最も勢いがあり、映像にお金をかけずともバズを生み出せる動画プラットフォームなので、早期の運用で市場に味方を付け、他社との差別化を図るチャンスと言えるでしょう。
当社グッドフェイラーでは、企業様向けにTikTok広告の動画の企画から撮影、編集を一括して行っております。また広告だけでなく、TikTokの企業アカウントの運用代行や企業YouTubeチャンネルの運用代行も承っております。SNSマーケティングを新たに始めたいという方や、自社SNSが上手くいっていないという方など、ぜひお気軽に当社グッドフェイラーまでお問い合わせください。
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