【2021年振り返り】SNS別トレンド紹介

 日々進化を遂げるSNS。SNSとはソーシャルネットワーキングサービスの略称で、インターネットを利用して誰でも手軽に情報を発信し、相互のやりとりができる双方向のメディアです。代表的なものに、TwitterやInstagram、Facebookやブログなどのソーシャルメディアや、YouTubeやTikTok、ニコニコ動画といった動画共有サイトなどがあげられます。

 日本のスマートフォン所有率はこの10年で一気に増加し(※1)、それに伴いSNSも私たちの生活に浸透してきました。

 今回はその中でも、2021年に注目を浴びていた4つのSNSのトレンドをご紹介していきます。


※1  マイボイスコムのアンケートデータによると、国内のスマホ保有率は2011年には8.5%、2021年には86.9%と約10倍にまで増加している。

1、YouTube

コンテンツ編

 コロナ禍でYouTubeのユーザーも増えた2021年。他の動画系SNS、ライブ配信アプリと差別化する為にYouTubeは様々な動きを見せました。以下が注目されていたコンテンツになります。

  1. ショート動画
  2. 切り抜き動画
  3. 外国語圏コンテンツ
  4. 教育系コンテンツ
  5. ライブ動画

順番に詳しく説明していきます。

1)ショート動画

 1分以内の縦動画です。投稿時に#shortsをつけることでショート動画としてアップロードされる仕組みになっています。GoogleがTikTokに対抗して導入したシステムで、登録者が少なくても多くのユーザーに観られるというのが特徴の一つとなっています。

YouTube shorts 動画ページ→https://www.youtube.com/hashtag/shorts#shorts – YouTube

2)切り抜き動画

 切り抜き動画とはYouTube上でアップされている長尺動画のワンシーンをカット(切り抜き)して再編集した動画のことを指します。長尺の動画の見所をピックアップするのがベースとなっているので視聴者が見たいところだけを見れるのが大きなメリットとされています。

<例>

「ひろゆきの部屋(公式切り抜きチャンネル)」(チャンネル登録者数54.4万人)

 「ひろゆき」の配信の見所だけをピックアップした切り抜き動画を初め、多くのYouTuber公認の切り抜きチャンネルが目立ちました。

ひろゆきの部屋(公式切り抜きチャンネル)→https://www.youtube.com/c/hiroyukinoheya

3)外国語圏向けコンテンツ

 新型コロナウイルスの影響で自宅で過ごす時間が世界で長くなったことから海外に向けた動画を配信するクリエイターが増えました。英語で発信をしたり、動画内で話している言語に英語の字幕を付けたり、またどの国の人でも理解できるようあえて言葉を入れずに映像だけで楽しませたりといったコンテンツが多く見られるようになりました。

<例>

Junskitchen チャンネル登録者529万人 https://www.youtube.com/c/JunsKitchen/videos

That Japanese Man Yuta 登録者114万人 https://www.youtube.com/c/ThatJapaneseManYuta/videos

4)教育系コンテンツ

 数年前にYouTubeが「教育系コンテンツ」を育て上げる発表をし、2021年はかなりそれが浸透してきた年になりました。内容としてはビジネススキル(投資、フリーランスなど)から、コンピューターサイエンス(プログラミングなど)といった幅広いジャンルで成長しています。

<例>

中田敦彦のyoutube大学 登録者423万人 https://www.youtube.com/c/NKTofficial

両学長リベラルアーツ大学 登録者170万人 https://www.youtube.com/c/ryogakucho/videos

5)ライブ配信

 以前からYouTubeライブの機能はあったもののあまりYouTuberに浸透はしていませんでした。しかしこの1年で他のライブ配信アプリ(イチナナ、ポコチャ、LINEライブなど)が急成長したこともあり、YouTube上で活動していたYouTuberもライブ配信に力を入れ始めました。国内でいうとHIKAKINの「登録者1000万人行くまで生配信」を始めに、多くのYouTuberが「登録者〜人行くまで生配信」を行う動きがありました。そのほかにも24時間生配信、雑談配信、ASMR生配信など様々な分野でライブ配信が行われました。

<例>

HIKAKIN 登録者1000万人いくまで生配信 https://youtu.be/LRD_j5dbrYE

コムドット 300万人突破ライブ https://youtu.be/A1W-bwxIGFs

クリエイター編

 2020年はジャンル特化型チャンネルが目立った年であったが2021年は意外にも「マルチ系エンタメ」のチャンネルが多く目立ちました。以下では2021年に大きな人気を集めたクリエイターの紹介をしていきます。それと同時に芸能人のチャンネルも2020年と引き続き増えてはきましたが、目立ったチャンネルは少なく、芸能人であるからといってただYouTubeで動画をあげるだけでは伸びないような時代になっていると言えるでしょう。

・コムドット

 2021年の登録者増加数 約240万人

 合計視聴回数は16.22億回

https://www.youtube.com/channel/UCRxPrFmRHsXGWfAyE6oqrPQ

 幼馴染の五人組で「地元ノリを全国ノリに」「放課後の延長」と言うスローガンを掲げ活動しているグループ系YouTuberです。

 Z世代からの絶大な人気を誇り今最も勢いのあるYouTuberと言っても過言ではありません。地元ノリをYouTube上で流行らせたグループでもあり、コムドットを機に仲間内でYouTubeを始めるグループも増えました。

・平成フラミンゴ

 2021年の登録者増加数 約200万人

 合計視聴回数 3.48億回

https://www.youtube.com/channel/UCIOk-Q5kyDtSRaTIW7hIsng

  女性2人組のチャンネルで「あるある」企画が人気となっています。仲の良い幼なじみの2人が話している姿やありのままの日常が好評で、たくさんのファンを引き付けています。2020年4月からチャンネルを開設し、今やチャンネル登録者数200万人と、エンタメ系では珍しく短期間で急激に成長したチャンネルと言えるでしょう。

・ばんばんざい

 2021年の登録者増加数 約120万人

 合計視聴回数 8.4億回

https://www.youtube.com/channel/UCBKqbSl9bK_ln9zZ-C5rP0Q/featured

 男性1人に女性2人の3人組のグループで、人気企画は「モニタリング」「検証系」「コラボ」「歌ってみた」などがあります。特に歌ってみたでは「THE BANBANZAI TAKE」と「THE FIRST TAKE」をオマージュしたスタイルが独自的な発想で注目されました。

・くれいじーまぐねっと

 2021年の登録者増加数 約86万人

 合計視聴回数 5.07億回

https://www.youtube.com/channel/UC_SAYuk_q3bVo9mRh–3Lhg

 「期限切れJK」と称して活動する3人組「くれまぐ」は2021年度下半期から大きな人気を集めました。2018年11月、「【受験生必見】イヤホンガンガン面接!これを見ないで何を見る!!!!」がバズり、チャンネル登録者数が1ヶ月間で約8万人増加。アパレルブランドとのコラボや、ノートで有名な「Campus」とのコラボでWebCMに出演し、若い世代を中心に人気を集めているクリエイターです。人気企画としては「1万円生活」「コラボ動画」などがあります。

企画ジャンル編

・フィットネス

・料理

・美容

 コロナ禍で勢いが出てきたジャンルです。どれも自宅でできることからおうち時間の充実にたくさんの人が活用するようになりました。

・ゲーム実況

 以前から多くの人気を保っていましたが今年はさらに勢いが出てきたジャンルと言えるでしょう。ショート動画・切り抜き動画との相性がよく、新作ゲームはどれもおすすめに出やすいため、比較的再生回数が伸びやすいジャンルとなっています。

 特に2021年の流行ったゲームでいうと「Fortnite」「APEX LEGENDS」などのFPS(※2)。「あつまれどうぶつの森」「第五人格」「マインクラフト」「ポケモン」などが目立ちました。

・ドッキリ

・あるある

 時期関係なくYouTube上で人気があるジャンルです。どの年齢層にも刺さり、共感性を生み出せるのが魅力と言えるでしょう。

2、TikTok

「TikTok流行語大賞2021」では流行語ノミネート30選が発表されました。

流行ったハッシュタグチャレンジや楽曲などのトレンドを流行語としてノミネートし、今年の動画投稿数、再生数、いいね数、TikTokアプリ内のユーザー投票数などをもとに総合的に判断した物となっています。

TikTokトレンドの特徴

 TikTokのトレンドの特徴として「音楽・音源系」「食べ物系」「チャレンジ系」「アニメ・漫画系」と分かれる傾向があります。

 その中でも群を抜いて強いのが「音楽・音源系」です。

TikTokのようなショートムービーと音楽は相性がとてもよく、初心者が作った動画でも「かっこいい」「エモい」動画になりやすい特徴があります。また音源でも同じようなことが言え「誰がやっても面白い」「誰でもやれる」ところが強みとなっています。

社長系、企業系、ビジネス系アカウントの増加

 Twitter、Instagram、YouTubeにはまだ劣りますが、企業の宣伝、売上の向上などを目的としたアカウントの増加が目立ちました。

動画からLINE@、ホームページへと繋げるやり方がベースとなっています。

投稿の内容としては、社内の雰囲気を伝える物もあれば、部下と上司のコントの様なものもあり、TikTokの使い方も企業によって多種多様となっています。

<例>

株式会社freemova 

https://www.tiktok.com/@freemova2019?lang=ja-JP

社長を鬼いじり社員

https://www.tiktok.com/@oni_iziri_syain?lang=ja-JP

3、Instagram

機能編

・リール

 2021年リール(ショート動画機能)がパワーアップしました。「リミックス」という機能が追加され、動画作成、投稿のハードルが下がり、リールを使った投稿が2020年と比べてかなり増えました。また、新しくリール上で広告を発信できる様になり、「企業」「ブランド」などがInstagram上で商品などをプロモーションしやすくなりました。

・ライブルーム

 Instagramライブを最大4人まで行うことが可能となりました。これまでのライブだと最大2人だったものが4人と数が増えることにより「クリエイターと一般ユーザー」「企業と一般ユーザー」「クリエイターと企業」といった様々な形の交流が盛んに行えるようになりました。

ハッシュタグ編

 Instagramのトレンドを把握するには「ハッシュタグ」は欠かせません。

Instagramのトレンドの特徴として「グルメ」「コスメ」「スポット」の3つが大きく影響します。

それぞれで大きな注目を集めたハッシュタグをいくつか紹介していきます。

「グルメ」

#抹茶 ​​投稿365.7万

 都内、関西エリアなど地域ごとに抹茶スイーツを紹介する投稿が多くの人気を集めました。アイスクリームや飲み物系だけでなくクレープ、モンブランなどの見た目にインパクトのあるスイーツがより注目を集めていました。

#チーズ 投稿232.1万

 多くの若者を虜にした「#チーズ」はハンバーガーやサンドウィッチ、ピザなどの食事系の他にもケーキやアイスクリームなどのスイーツの投稿にも多く見られました。また韓国ブームによって「#チーズ」の勢いはさらに強まったと言えるでしょう。

#韓国グルメ 投稿44万

 韓国ブームは2021年度も継続して人気を保っています。新大久保のグルメだけでなく、お家で作れる韓国料理のレシピを紹介するようなハッシュタグも目立ちました。

#〜カフェ 

 色々な場所のカフェを紹介する投稿が多く目立ちました。「京都カフェ部」「四条カフェ」など京都に関連したハッシュタグ、「渋谷カフェ」「吉祥寺カフェ」などの都心のカフェを紹介するハッシュタグが特に多くの注目を寄せました。

「コスメ」

#100均 投稿160.8万

 100円ショップで買えるコスメを紹介するハッシュタグが絶大な人気を獲得しました。安さを感じさせないクオリティの高さと圧倒的な安さで多くのユーザーから注目を集めました。

#黒ずみ#いちご鼻 合計10万件

 男女問わずスキンケアに関する投稿が今年度多く見られました。その中でも#黒ずみ#いちご鼻は多くの注目を集め、スキンケア商品の売上向上に繋がりました。

#ニキビ対策 投稿4.3万

 コロナ禍でマスクを常につける様になってから多くの人が肌荒れに悩まされているようです。そのためInstagramではニキビ対策の投稿がとても多く見られました。

「スポット」

#カップル旅行#デート 合計400万件

 若者を中心にデートスポットを調べる際はInstagramが多く活用されており、全国どの地域でもデートスポットを紹介する投稿はかなり多く見られていました。

#ジブリ 投稿88.2万

 全国各地にあるジブリ映画の舞台になったスポットやジブリの世界観が楽しめる施設を紹介する投稿が非常に人気がありました。

#国内旅行

 コロナ禍により海外への旅行ができないため国内旅行に関する投稿が多く見られました。また国内で海外のような雰囲気を味わえるスポットを紹介する投稿も多く見られました。

4、Twitter

Twitterトレンド大賞2021

 公式Twitterでは、「#Twitterトレンド大賞」として、2021年にTwitterのトレンドにランクインした言葉をツイート数などの様々なデータから検証し、ランキングにして発表しました。

ランキングを見てもわかる通りTwitter上でのトレンドはいわゆる「時事ネタ」が多いため他のSNSに比べると変動が激しくなっています。

そんな中で常にトレンド入りしている様なジャンルがいくつか見られるので紹介していきます。

ゲーム関係

 新作ゲーム、アップデート情報、不具合など様々な理由で何かとトレンド入りすることが多いのが「ゲーム関係」です。スマホゲームの普及により、多くのユーザーが何かしらのゲームをやっていることも予想されます。

2021年人気のあったゲームは

・ウマ娘プリティーダービー

・APEX

・あつまれどうぶつの森

・モンスターハンター

・Fortnite

などが多く目立ちました。

漫画・アニメ

 漫画やアニメの最新話や新作が出るたびにTwitter上で多くのツイートが見られました。

例を挙げると「#今週のワンピ」などハッシュタグで浸透している部分も多く見られます。

その他にもコンビニの一番くじでなどの影響から多くのアニメが取り上げられるなどし、それについてのツイートも多く目立ちました。

2021年人気のあったアニメ・漫画は

・鬼滅の刃

・東京卍リベンジャーズ

・僕のヒーローアカデミア

・ワンピース

・エヴァンゲリオン

などが多く目立ちました。


※2 ファーストパーソン・シューティングゲームの略称。

5、まとめ

 今回は、2021年のトレンドをSNS別に紹介していきました。ソーシャルメディアは情報のアップデートが激しいため、個人はもちろん、企業がSNSを利用する際にも、運用担当者はそういった最新の情報を常にチェックしておく必要があります。

 また情報を発信する際、どのSNSでもいいという訳ではなく、各SNSによって相性の良し悪しがあるため、それぞれのSNSの特色を理解しながら、自分の発信にあったソーシャルメディアを利用する必要があるのです。

 当社グッドフェイラーでは、各SNSの特徴の理解から最新トレンドの把握に至るまで、SNSマーケティングに必要不可欠な情報を日々チェックしております。そういった情報を元に、それぞれの企業様に合った企画、SNSのご提案、運用をさせていただいております。SNSマーケティングにお困りの方、運用代行をお探しの方がいらっしゃいましたら、お気軽に当社グッドフェイラーまでお問い合わせください。

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